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ナデック通信

2017年12月号

一年を振り返って、リーダーのあり方を問う!

早いもので師走です。
2017年も一年を振り返る時期になりましたね。
毎年この時期になると、年頭に立てた計画や目標について総括するという人が多いと思います。必ずしも年末が決算でなくても、やはり一年間の総仕上げという意識は強く持つものですね。
売上や利益といった経営数値について具体的に分析し、事業や部門ごとの評価や従業員ごとの考課を行うという会社も多いと思います。
賞与の支給にあたっての評価や、来年の目標を設定することを目的に、従業員ごとに面談を実施するケースも少なくないですね。
いずれも大切なことだと思います。

一方で、経営者が自分自身について振り返ることも大事です。
社労士は毎日のように中小企業の経営者や経営幹部と関わりますが、もちろん主には労働法や労務管理の専門家としての関わりです。
ただ、そうは言いながらも、経営者自身のあり方や生きざまと向き合うことも多いです。
人事や労務というのは文字通り、経営をめぐる「ひと」についてのテーマ全般ですから、突き詰めると「答え」があるわけではありません。
制度や処方箋の話に終始するのではなく、経営者のあり方に直結していくというのは、当然といえば当然です。
 
 
 
もちろん規模や業態にもよりますが、経営にはリーダシップが不可欠です。
経営者自らの信念や思いに裏打ちされた強い行動力によって、仲間をグイグイと牽引していくというのも、リーダシップです。
仲間たちの一人ひとりと真剣に向き合いながらしっかり傾聴して、それぞれの目標に向けて成長できるよう伴走していくのも、リーダーシップです。
ところが、実際にはグイグイと引っ張っていくだけではいけないし、かといって各自と真正面から丁寧に向き合っていけばよいというものでもない。
ここにリーダーシップの難しさがあります。
私たちが日々相談を受ける中小企業の労務問題というのは、じつはこのような経営者や経営幹部のリーダーシップの問題と密接に関連しています。
たくましい行動力の持ち主である経営者は、ときとしてワンマン経営者だと誤解され、従業員の反発を招く。
傾聴力のすぐれた人格者である経営者は、ときとして優柔不断で頼りない経営者だと誤解され、チームワークの乱れを招く。

これは毎日のように現場で起こっていることだと思います。
 
 
 
だから、リーダーシップのあり方が大事。
私自身も先月ある缶詰め研修に参加して、このことを改めて痛感しました。
当たり前ですが、経営者はその会社のリーダーです。
会社の発展は、そのリーダーのあり方によって決まります。
このことに異論を挟む余地はないと思います。
それでは、経営者であるあなたは、なぜリーダーなのでしょうか?

自分が社長だから。
自分が立ち上げた会社だから。
先代から引き継いだ後継者だから。
今までの実績が評価されて抜擢されたから。
やむを得ない事情があって継承したから。

などなど。

場合によっては、こんなケースもあるかもしれません。

会長が実質的な経営者だ。
親会社社長が実質的な経営者だ。
意思決定は社長ではなく役員会。
ナンバー2に頭が上がらない。
自分は名ばかり社長だ。
などなど。

いずれにしても「社長=リーダー」という問いかけに関しては、YESでもありNOでもあるのだと思います。
自分がリーダーであるということを自明の事実と思うのではなく、「自分がなぜリーダーなのか?」「リーダーとしての問題点は?」「どんなリーダーになるべきか?」について、常に問いかけていくことが大切です。
一年の総決算である師走は、またそうした棚卸しにふさわしい時期だといえるでしょう。
 
 
 
人間には、星の数ほどの人格や性格の違いがあるといいます。
中小企業の経営では、経営者としての能力や資質はもとより実務の担い手としての経験や現場感覚や人間力も求められるため、どんなタイプの人が経営者にふさわしいとは一概にいえません。
実際に、すぐれた経営手腕で「中興の祖」となった経営者もたくさんいます。
また、現場たたき上げの実務肌であるからこそ、強いリーダーシップを発揮できた経営者も多いです。

ただ、どんな人間にも必ず弱点があり盲点があります。
そして、経営者は周囲に苦言を呈する人が少ないことから、どちらかといえば長所伸長に力点を置き、弱点や盲点の克服には目を背けがちです。
長所伸長の視点は経営力全般の強化にはきわめて有益ですが、従業員との関わりや組織構築にあたっては万能ではありません。

経営者の強い実行力も、行き過ぎれば個性の発揚を阻害します。
経営者の柔軟な傾聴力も、明確な目的が伝わらなければ不安を生じさせます。
 
 
 
そういう意味では、師走のこの時期には、あえて自分と逆のタイプの経営者を思い浮かべて、一年を総括してみたいものです。
どちらかといえば牽引型の経営者なら、どれだけ傾聴できたかどうか?
どちらかといえば傾聴型の経営者なら、どれだけ牽引できたかどうか?

結果を出せる経営者は、従業員との関係においても、あえて自分が苦手な一面に目を背けず、かえって自省の念を強くするものです。
一年を振り返って、リーダーのあり方を問う師走にしたいものです。

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