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ナデック通信

2016年1月号

新年にこそ確認したい日本人の商いの原点とは?

新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
普段はほとんどテレビは観ませんが、お正月になると必ず観る番組があります。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと、「100分de名著」の新春スペシャル。
昨年もそうでしたが、このふたつはまさに新春の恒例になっています。

今年の「100分de名著」新春スペシャルは、「100分de平和論」でした。
この番組は本来は4回のシリーズものなのですが、なかなか普段は観ることができません。
100分連続で4回分をインプットできる新春スペシャルは、ありがたいかぎりですね。
 
 
フロイト、ブローデル、井原西鶴、ヴォルテールの特集でしたが、「平和論」とはいいつつも十分にビジネスや生き方をめぐる示唆に富んだ内容でした。

特に私が興味ぶかく感じたのは、法政大学総長の田中優子氏が解説された井原西鶴の「日本永代蔵」です。

この作品自体は高校や大学受験でも勉強する有名なものですが、日本最古のビジネス小説と称せられつつも、一般のビジネスマンや経営者に正しく理解されているとはいえないでしょう。
 
 
日本流の商売の原点とは何か? 

ビジネスをやっていく上で一番大切にしなければならない精神とは何か?

こんなシンプルな疑問に対して、永代蔵ではこのような答えが示されています。

人間が商売をやるのは、お金儲けのためではない。

お金儲けは必要だが、その商売の本質ではない。

商売において一番大事なのは、信頼を得るということ。

この本質はいつの時代でも変わらないし、結果を出している人は必ずこのことを自覚している。

信頼を得ようと努力することこそが、あらゆる商売の原点であり、ある種の目的でもあるといえる。

商売において偽装をやってはいけないのは、それが発覚したときのリスクがあるからではなくて、もとより信頼を追い掛けるという商売の道に反するから。

だから偽装をやるような商売はたとえ発覚しなかったとしても、じわじわと信頼を失って衰退していってしまう。

信頼を得ることは難しいが、得られた信頼を継続することはもっと難しい。

だから信頼を継続することこそが、あらゆる商売の目的ともなる。

こういった努力をコツコツと重ねることが、結果として商売において利益を追求することにつながる。
 
 
 
 
日本人にとってはとても飾り気のない常識的な考えだと思われるかもしれませんが、シンプルであるだけに本質を得ているといえるでしょう。

新たな年を迎えると、それぞれの会社で目標を掲げ、売上目標を共有したりします。

あるいは、個人個人の具体的な目標を確認しあったりすることも多いでしょう。

それはそれでとても大切なことですが、それ以上に大事なのはここでいうようなビジネスの本質なのかもしれません。
 
 
 
信頼の継続とは、ひいては会社の従業員に対する目配せでもあり、従業員目線の経営を心掛けることでもあります。

会社が得た信頼を継続していく営みは、一過的な努力では実現しえないことである以上、従業員それぞれの継続的な成長と主体的な活動が何よりも肝要になってきます。

その意味では、商売の原点とは従業員に寄り添うことにあるといってもよいでしょう。
 
 
 
また永代蔵では、このように続きます。

たった50年あまりの人生(江戸時代の平均寿命)、何をやっても生きていくことができる。

そうであるならば、せめて正しい商売の道を歩むなかで、世の中に貢献していく人生を目指したい。

たとえ一時的に成功することがあったとしても、のちのちになって後悔するような生き方というのは、正しい人生とはいえないだろう。

そのためには、いい意味での開き直りも必要なのかもしれない。
 
 
 
昨年末には、とても残念なことに社労士界にとって不名誉なニュースがありました。

あくまで一会員の不適切な言動といえ、会として処分に至ったことは業界内外に影響が及びました。

誠にもって逆説的ですが、私たちの仕事の使命についてあらためて胸に刻む機会にもなったと思います。

大切なのは何より本質的な信頼とそれを継続していくこと。

私たちの仕事の本質は、「事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資するここ」(社労士法第1条)にある。

何より働く人の幸せを思うなかで、真剣に事業の発展をお手伝いしていく。

これが専門家としての私たちの使命だと思います。
 
 
 
そのために今年も全力で取り組んでいきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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