日本年金機構が年金情報の流出問題を受けて、年金受給者ら約96万人の基礎年金番号の変更に伴う手続きを誤ったため、約400人に誤った金額の年金を支払っていたことが分かりました。
誤りがあったのは、年金番号が変更された約96万人のうち、在職老齢年金の対象者です。退職や就職で給与額が変わったにもかかわらず、8月、9月分のデータの更新が間に合わず、変更内容が反映される前に10月の支給手続きを終えてしまっていたということです。
機構は今後、戸別訪問して謝罪するとともに、支払い額の少なかった約200人には来月にも差額を振り込み、支払い額の多かった約200人については、12月の支給日に差額を差し引くとしています。