厚生労働省は、2012年01月30日、「職場のパワーハラスメント」の予防・解決に向けた労使や関係者の取組を支援するために、その概念や取組例を整理したことを発表しました。
ポイントは次のとおりです。
1.はじめに:なぜ職場のいじめ・嫌がらせ問題に取り組むべきか(報告書p1~4)
2-1.職場からなくすべき行為は何か(報告書p4・5)
2-2.職場のパワーハラスメントの行為類型(報告書p5・6)
類型 具体的行為
(1)身体的な攻撃 暴行・障害
(2)精神的な攻撃 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
(3)人間関係からの切り離し 隔離・仲間外し・無視
(4)過大な要求 業務上明らかに不要なことなどを要求
(5)過小な要求 仕事を与えない等
(6)個の侵害 私的なことに過度に立ち入ること
3.労使の取組(報告書p6~10)
対策に取り組んでいる企業・労働組合の主な取組の例と、取り組む際の留意点は以下のとおり。
予防するために
○トップのメッセージ
○ルールを決める
○実態を把握する
○教育する
○周知する
解決するために
○相談や解決の場を設置する
○再発を防止する