「就業規則をつくる目的はなに?」。
この問いは、ものすごく大切です。
専門家であるはずの社労士でも、この理解がはっきりしない人もいるくらいです。
「法律で決められているから」とか「会社のリスク管理のため」というのは、あくまで半分の意義に過ぎません。
「法律上の義務だから」というのは、優良可でいえば「可」。なければ落第というレベルです。
「リスク対策のため」というは一歩前進していますが、やはり「良」のレベルです。
たった数人の問題社員(予備軍)の対策のために、わざわざ規則をつくるのはどうかという疑問もあります。
そうではなくて、もっともっと大事なものがあります。
それは、いうまでもなく、「社長の思い」であり「会社の価値観」です。
この魂がこもっていなければ、(言葉は悪いですが)就業規則はたんに役所のためにつくるようなものです。
「社長はどんな会社にしたいと思っているのか」
「社長は従業員にどうなってほしいと思っているのか」
まずこのことを問い、社長と一緒に考えていくのが、就業規則づくりの第一歩です。
だから、私たちが就業規則をつくる場合、初回のヒアリングはこうした問いから始まります。
これが、ひいては労働条件や労務管理の仕組みにも、しっかり関わってくるのです。
木を見て森を見ざるでは、本物の就業規則はできていきません。
私たちは、以下のようなポリシーを掲げて、お客様の業務に向き合っています。